初めて来院された患者様は、何をされるか不安と緊張でいっぱいですね。
当院では、患者様の安心と満足を感じていただくために、患者様とのコミュニケーションを大切にしています。
当院では、初めて来院された患者様に、治療のご説明などをせずにはじめることはしておりません。
最初に 、当院スタッフが患者様のお話を聞かせていただきます。
現在、どのようなことでお困りなのか、どのような治療を希望されているのか、また、どのようなことをしてほしくないか、などをお伺いします。
■エックス線検査
虫歯や歯周病の程度や進行具合などをくわしく調べることができます。
まだ症状がでていなかったり、目では見えにくい場所の虫歯や歯周病なども、レントゲンを撮ることで、検査することができます。
口の中を詳しく知るために全ての歯のレントゲン写真を撮らせていただくことがあります。
■お口全体の写真撮影
お口の中は自分ではなかなか見えにくいものですね。お口の全体の写真を撮ることで、ご自分のお口の中をはっきり見ることができ、お口の状態をよりよく知ることができます。
また、治療前後の変化もよりはっきり見ることができます。
■歯周病の検査
歯周病になっているところは、歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)が深くなっています。そのポケットを浅くしていくことが、治療の第一歩です。まずは、歯周病の検査として、一本一本の歯と歯ぐきの間に検査器具を入れて、歯ぐきが歯から剥がれていないかを(歯周ポケットの測定)診査します。歯周病の診断に必須の検査です。
■サリバテスト(サリバとは唾液のことです)
虫歯や歯周病は、1つではなくいくつかの原因が重なり合って起こる生活習慣病です。人それぞれその原因は異なっていますので、その原因を明らかにし、その原因を一つ一つを減らしていくことが予防につながっていきます。サリバテストとは、唾液検査のことで、虫歯や歯周病の原因のひとつである唾液(つば)の状態を調べます。
痛みがある時は、まず最初に痛みを取り除きます。
痛みがひどい時は、その旨を受付にお伝えください。
※症状によっては一度で痛みが引かないため、処置が2回以上かかかることもあります。
歯科衛生士から、上記の4つの検査結果を見ていただきながら、現在のお口の中の状況と、虫歯や歯周病の予防について詳しくご説明します。
一言で、”虫歯になりやすい”、”歯周病になりやすい”と言っても、ひとりひとりその原因は異なります。虫歯も歯周病も、感染症であると同時に、生活習慣病だからです。
”サリバテスト”の結果などから、おひとりおひとりのライフスタイルやご希望に合わせて今後どのような”治療”や”予防”が必要かを一緒に考えていきましょう。
歯周病にかかっている方は、まず歯周病を治すために、歯茎(歯周ポケット)をきれいにする処置を始めていかなければいけませんね。虫歯になっている方は、虫歯の治療や、虫歯の予防を始めていきましょう。
歯周病とは、歯ぐきに炎症がある状態で、細菌の毒素によって歯を支える骨がとけてしまう病気です。しかし、歯周病はあまり自覚症状がないので気づいていない方が多いですが、
実際は多くの方が歯周病になっているのが現状です。(40代以上の80%が歯周病になっているという統計があります。)
歯周病になっていると、虫歯の治療をしても出血して詰めものや被せものがはずれやすくなったり、麻酔が効きにくかったり、治療後の痛みも出やすいので、当院では、虫歯があっても、虫歯の痛みがなければ、歯ぐきをひきしめるための治療から先に行っていきます。その際、歯磨きのチェックや練習といったことも行います。
歯ぐきの状態が良くなったら、虫歯の治療を行っていきます。(もちろん痛みの原因になっている虫歯は最初に治療します。)
できるだけ痛みがなく、安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な治療を心がけております。
治療の際に、麻酔が必要なこともありますが、電動の注射器と細い針で麻酔をするので痛みを最小限におさえられます。(針が細いと痛くないのは、蚊に刺されても痛みがないのと同じ感じです。)
また、詰めものにはいろいろな種類がありますので、詰めものや被せものをする場合はどのようなものにしたいか選択していただけます。カウンセリングを行って、できるだけ患者様のご希望にそえるよう心がけております。銀歯だけではなく目立たない白い詰めものも選ぶことができます。
治療が終わってからが予防のスタートです。これから歯が悪くならないように、定期的に検診、クリーニングを受けていただくことが大切です。
もう痛い思いや嫌な思いをしないように、患者様が予防のために気持ちよく通っていただける医院を私たちは目指しております。担当衛生士が、リスクに応じて間隔を決めメインテナンスしていきます。